確定申告に使用する印鑑は何を用意するとよいですか?

確定申告には、必要書類を用意して、後は、印鑑を準備するだけとなったときに、いざどの印鑑が必要か悩むことはありませんか?
また、印鑑だけ忘れて、あとからもう一度ということのないように、確定申告に使用する印鑑をもう一度再確認していきましょう。

印鑑の種類からみる確定申告!

確定申告書には、名前の隣に印鑑をつく欄がありますが、印鑑は何を準備するのがよいのでしょうか?

印鑑には、実印・認め印・シャチハタなどがあります。
確定申告で必要のないものは、シャチハタは使用できないので、準備する必要はありません。

また、実印も、確定申告においては使用しません。
ただし、相続税関連書類で必要な場合もあるので、状況によっては必要なこともあると心がけてください。

所得税などの確定申告では、絶対必要なのは認め印であり、シャチハタは不可と覚えてください。
さらに、認め印の他に必要な印鑑もありますので、引き続きご紹介します。

銀行印も必要な場合もある!!

確定申告書作成会場で、申告書の作成を行うと、還付の方や納税の方とあります。
税金の還付の方は必要ない場合がほとんどですが、納税の場合がありうる方は、銀行印を持参することをおすすめいたします。

毎年、振替口座からの納税の手続きを行っている方は、新規の手続きは必要ありませんが、新規で口座引き落としできる振替納税(納付日に自動で銀行口座より税金が引き落としされること)を利用したい場合は、銀行印があると、申告書作成会場にて、手続きが完了します。

口座振替の手続きは、専門の書類等が、申告書作成会場にあるため、銀行印があれば、その書類を帰宅後記入して郵送する手間が省くことができます。
会場で手続きできることは、そこで完了することが、安心して確定申告を終えられることにも繋がります。

印鑑の種類をもう一度考えてみて!

確定申告で必要な印鑑は、認め印と銀行印が必要になることがわかりました。
通常、申告書作成会場では、e-taxを利用しますので、認め印すら使用しない場合もあります。

ただし、事業をしている方の青色決算書や収支内訳書には、認め印が必要になるため、必ず認め印と銀行印を準備してください。

また、印鑑登録を行っている実印は、確定申告では使用する機会は少ないのですが、相続税に関する書類などで、使用することもあるので、心がけておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

確定申告に関する印鑑について、ご紹介してきましたが、シャチハタは基本的には使用しませんので、認め印と銀行印は準備を必ず行いましょう。
印鑑を自宅や車に置き忘れ、せっかく長くに申告書作成会場で待っていたのに、もう一度戻るということは、時間と労力も要しますので、ぜひ、必要書類と印鑑の確認を行ってください。