News

2019.10.30

アルバイトをしている方の確定申告

アルバイトをしている方の確定申告

 

2か所以上でアルバイトをしているような場合は、確定申告が必要になります。 所得税額の決定までのプロセスについて、確認してみましょう。

給与所得者の所得税額

役員、パート、アルバイト、社員などの就業形態にかかわらず、給料を所属している会社から受け取ってる人たちは、給与所得者に分類されます。

給与所得者は、会社から受け取る年収の合計をもとにして、所得税を計算します。 例えば、A社から300万円、B社から100万円を受け取っている場合、300万円+100万円=400万円の合計の年収をもとに所得税を計算することにします。 この年収の合計作業は、確定申告で行うことになります。

年末調整

給与の受け取りが1か所の会社のみで、医療費控除や寄付金控除を受ける必要がない人は、年末調整のみで確定申告を行う必要はありません。

ただし、前述したように2か所以上の会社から給与を受け取っているような場合は、主たる給与を受けている会社から年末調整を受けることになります。

つまり、A社から300万円、B社から100万円を受け取っている場合、A社が主たる給与を受けている会社となり、A社から年末調整を受けることになります。

確定申告の必要性と流れ

年末調整を受け取ると会社から源泉徴収票を貰うことになります。 年末調整はその年の12月末に行うため、12月の給与明細と一緒に源泉徴収票を貰うことになります。

また、年末調整を受けていない会社からも源泉徴収票を貰います。 そして、2か所から受けた給料を源泉徴収票をもとに年収を合算して、翌年の3月15日までに確定申告を行います。

この時に年収が103万円以下であれば税額がゼロとなるため、天引きされた所得税額は全額還付されます。

まとめ

確定申告は面倒な作業ですが、2か所以上でアルバイトをしているような場合は必要となります。

年収の金額や受ける控除、条件にもよりますが、確定申告をすることで所得税の還付を受けられることもあるので、早めに確定申告を行いましょう。

トップへ戻る
クリックでナビゲーションを閉じます。