あなたは所得税と住民税の違いが分かりますか?
導入
あなたは、所得税と住民税の違いを理解していますか?
所得税と住民税は似ていますが、計算方法など色々異なります。
今回は、そんな所得税と住民税の違いについてご紹介していきます!
国税と地方税
さっそく所得税と住民税の違いについてご紹介していきます。
どちらも給料から天引きされますが、計算方法や、納める場所などが大きく異なります。所得税と住民税の大きな違いは、国税か地方税かの違いになります。
国税は、法人税や相続税や消費税、酒税などがあります。
納める場所は国になります。
一方、地方税の納める場所は地方公共団体になります。
たばこ税や、ゴルフ場利用税などがあります。
所得税は国税で、住民税は地方税となります。
所得税の計算方法
続いて、所得税の計算方法についてご紹介します。
所得税は、その年の1月1日から12月31日の所得に対して課せられる税金です。
翌年の3月15日までに、確定申告をして計算をします。
給料だけの場合は、年末調整だけで問題ない方もいます。
また、税率が累進課税制度を採用しています。
つまり、所得の金額が一定以上に達すると税率が変わる仕組みになっています。
最高税率は40%にもなります。最低税率は5%となります。
住民税の計算方法
最後に、住民税の計算方法についてご紹介します。
住民税の計算方法には、所得割と均等割というものがあります。
所得割は、前年の1月1日~12月31日の所得をもとに計算されます。
所得税が、その年の所得に対して課せられますが、住民税は「前年の」所得が対象になります。
所得割は、所得税とは違ってどの所得であっても10%の税金が課せられます。
一方、均等割は、所得がなくても必ず支払わなければなりません。
均等割は所得税にはない制度です。
また、所得税と住民税は所得控除の金額が異なります。
基本的には同じですが、「基礎控除」「扶養控除」「配偶者控除」「生命保険料控除」「地震保険料控除」「障碍者控除」の金額が違いますので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、所得税と住民税の違いについてご紹介してきました。
所得税と住民税は似ているようで全く違うものですので、しっかり覚えておきましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。