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2019.11.06

任意売却のデメリットについて

任意売却のデメリットについて

任意売却した場合のデメリットについて、競売の場合と比較しながら、確認してみましょう。

任意売却の交渉

競売の場合は、債務者が何もしなくても手続きはすすんでいきます。

これに対して、任意売却の場合は債権者との交渉や買取希望者との面談や手続きなどに時間と手間がかかります。 また、任意売却の場合は、購入希望者の内覧への対応が必要となります。

よって任意売却を、自分一人で行うことは不可能といえます。 結果的に、任意売却の専門業者に依頼することになります。

価格の交渉

任意売却は競売よりは高く売ることができます。

ただし、売買価格と債権者の求める金額の開きが大きく折り合いがつかない場合があります。 この場合、債権者は任意売却を許可しないという可能性もあります。

債権者の同意

債権者となる金融機関によっては、任意売却を認めてくれない場合があります。

任意売却を認めてくれる金融機関でも、依頼を受けた業者が嫌われていたり、債務者に問題があるような場合は、任意売却の申し出を断られる可能性もあります。

保証人の同意

ローン滞納をしている任意売却の物件は、連帯保証人などが付いている場合が多いです。

この場合、連帯保証人から任意売却への同意に取り付けが必要となります。 同意が得られない場合には競売を選択することになります。 また、保証人が行方不明になったり、連絡がつかない場合も同様です。

任意売却の専門業者の不手際

任意売却の業者の選択を誤ると、業者の不手際で希望価格で売れないこともありえます。

また、時間切れで競売を選択することになる可能性もあります。 さらに、自己破産をさせられるケースもありえます。

まとめ

任意売却した場合の起こり得る最悪のケースをデメリットとして挙げました。 いずれの場合も最悪のケースなので、競売を選択するよりかはメリットがあり、有利であるといえます。 よって、最悪のケースはありえますが、任意売却は前向きにとらえて行うべきでしょう。

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