e-taxと郵送申告の違いについて
確定申告をe-taxで行う場合と郵送の場合について、確認してみましょう。
e-taxの境設定と準備
e-taxは、使用するパソコンと国税庁の受付システムがインターネットで申告等データをやり取りすることを前提としています。
よって、インターネットが利用できる環境が必要となります。
また、個人番号カードを用意します。
個人番号カードは本人の身分証明書としても利用可能なカードで、マイナンバー通知カードと引き換えに市町村窓口で作成できます。
電子申告では、個人番号カードの中の署名用電子証明書の機能を使用します。
そして、個人番号カードを読み取る機器としてICカードリーダーを入手します。
電子申告申請書の提出
e-taxを利用して、確定申告を行うには電子申告・納税等開始(変更等)届出書を納税地である税務署に提出する必要があります。
そして、納税地を所轄する税務署で利用開始のための手続を行うと、税務署から利用者本人に利用者識別番号と暗証番号が通知されます。
利用者識別番号は、利用者本人を識別するための 16 桁の番号です。
暗証番号は、受付システムにログインする際、必要となります
e-taxソフトのダウンロードとデータ処理
e-taxを利用するための準備が整ったら、e-taxソフトのダウンロードを行います。
e-taxソフトのダウンロードが終了したら確定申告書作成コーナーで必要項目を入力して、データを作成します。
この確定申告書作成コーナーでは、データの途中保存や過去のデータをもとに確定申告書を作成することができます。
ここで作成したデータはそのまま、提出してもいいですし、紙に印刷して郵送にすることもできます。
そして、データが作成できたら、e-taxソフトを利用して、データを送信します。
郵送の場合
郵送の場合は、確定申告書作成コーナーで必要項目を入力して、データを作成して、確定申告用紙をプリントアウトします。
そして、用紙を納税地を管轄する税務署に郵送します。
ただし、必要書類を添付する必要があります。
まとめ
e-taxで確定申告を行う場合は、環境設定やICカードリーダーを準備する必要があります。
郵送の場合は、確定申告書作成コーナーで必要項目を入力すれば、自動的に税額が計算されるので、確定申告用紙をプリントアウトすれば、作業は終了です。
還付を早く手にしたい場合は、e-taxのほうが郵送より早いです。
一度、手続きをしてしまえば、e-taxのほうが、必要書類の添付も不要で、合理的なので、検討したほうがよいでしょう。