学生の親なら知っておきたい確定申告の控除関係!
年末年始は確定申告の季節になりますが、皆様は確定申告をしっかり理解していますか?
確定申告は、自分のお金に関することでありながら、専門的な知識が多く、しかも、学校では教えてくれません。
もしかしたらあなたは損をしているかもしれません。
今回は「扶養控除」と「学生控除」に関することについてご紹介します。
確定申告の計算の流れ
それではさっそく扶養控除についてご紹介します。
まずは扶養控除が確定申告の中でどのような位置づけなのかについてご紹介します。
年末調整だけをしている方は確定申告の仕組みを理解しておくことは重要です。
確定申告は大きく分けて4つの流れがあります。
①所得の計算をする
②所得から「所得控除」を差し引く。
③②で計算した所得に対して税率をかけて税額を算出する。
④税額控除があれば、源泉徴収で予め払った税金を差し引き、納める税金を確定します。
以上が全体の流れです。
この中で扶養控除は②の段階で計算をします。
扶養とは何ですか?
それでは、そもそも「扶養控除」とは何かについてご紹介します。
扶養控除とは、子供や家族を養っている人が受けられるものです。
扶養控除の対象になるのは
①配偶者を除く6親等以内の血族、3親等以内の姻族であること。
②自分と生計を一にしているもの
③合計所得が38万円以下であること
④16歳以上であることが条件です。
一般の扶養控除の場合は38万円の控除を受けることができます。
また19歳~22歳まで、一般的に大学に行っている年齢のお子様の場合は63万円の控除を受けることができます。
勤労学生控除とは?
最後にその他の特殊な控除についてご紹介します。
勤労学生控除についてです。
これは働きながら学生をしている人の為の控除です。
これは
①給与などの合計所得が65万円以下であること
②「所定の学校」に通っていること
が条件です。
扶養になるためには所得が「38万円以下」ということが条件でした。
この勤労学生控除は扶養になることができず、なおかつ学校に通っていて所得があまりない人が受けられる所得だということが分かります。
もしあなたのお子様でこのような方がいた場合は、自分で申告をしないと、受けられませんので注意をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は確定申告の流れや扶養控除や勤労学生控除についてご紹介をしました。
扶養がいるのかどうかは自分自身でしっかり把握していないと損をする恐れがあるので注意をしましょう。
この記事が皆様の一助になれば幸いです。