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2019.10.06

株の投資で損失を出したときに知っておきたいこと!

株の投資で損失を出したときに知っておきたいこと!

株の投資は利益が出た時も、そうでないときも確定申告を行うと良い場合があるのをご存知ですか?
知らなきゃ損する株の投資の確定申告を、ここで見直してみましょう。
株をこれから始める人にも必見ですので、ぜひご覧ください。

株の投資は確定申告が必要ですか?

株の投資で、株の利益が出た場合は、確定申告をする必要もあります。
株の投資と配当金を共に行っている人もいるのですが、株の取引は、総合課税もしくは申告分離課税のどちらかを選択する必要があります。

ここでは、株に損失が出た場合について、特に注目しています。
株の赤字をそのままにして、次の年にものすごく利益が出て、所得税を納めてしまうということがないようにするにはどうすると良いのでしょうか?

繰越控除をチェックしましょう!

個人事業では、青色申告の方は、事業の赤字を3年間繰り越すことのできる繰越控除のメリットがあるのですが、株の損失には、そのようなお得なメリットがあるのでしょうか?

実は、株の投資にも、損失を繰越控除できる方法があり、それは、申告分離課税を選択することで受けられるメリットです。
申告分離課税を株の投資で選択すると、損失を使い切るまで3年間繰り越していくことができます。

赤字を繰り越すことができれば、翌年の株の年間取引を損益通算して利益が出た場合でも、その繰越しした損失を差し引くことができるのです。

株の配当についても着目する!

本来、株式の配当は総合課税でも分離課税でも可能でありますが、所得税率が株の配当の源泉徴収税率(上場株では所得税15.315%と住民税5%)よりも低い場合は、総合課税で確定申告することで源泉徴収された所得税の還付を受けられる場合があります。

どちらも一緒には選択することができませんので、総合課税もしくは申告分離課税かを確定申告のときには選択する必要があります。

株の投資と配当金の申告を総合的に!

株の取引で配当もあるという場合は、総合課税が有利か申告分離課税が有利であるかは、判断は難しさもあるのですが、株の赤字を繰越しできるのは申告分離課税であること、そして配当金などの源泉徴収された所得税の還付を受けられる可能性があるのは、総合分離課税であること、両方をとらえておきましょう。

申告分離課税でも赤字を繰越して、実際の申告では利益のでない申告になった場合は、源泉徴収された分の還付を受けるケースもありますので、赤字の場合は申告分離課税を選択するのも充分に視野に入れていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

株の投資の損失を繰り越しできる申告分離課税は、確定申告時に自ら選択しないと受けることのできないものになりますので、株の取引の確定申告では、ぜひ注意しながら、選択されることをおすすめします。

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