会計事務所は不動産問題解決の強いパートナー
みなさんは『会計事務所』という仕事にどんなイメージを持っていますか?
会社の経理を任せることができる、税の申告を代行してくれる…
つまり「お金の仕事」というイメージがあるでしょう。
ところが、会計事務所の仕事はそれだけではありません。
みなさんが頭を悩ませている不動産経営にも大きく力添えをしてくれるのが会計士なのです。
今回は、不動産問題解決の強いパートナーになってくれる会計事務所の仕事について紹介していきましょう。
1 会計事務所はこんなところ
まずは会計事務所について触れておきましょう。
◯◯会計事務所、◯◯税理士事務所、◯◯公認会計士事務所、◯◯監査法人など、様々な肩書きの事務所がありますね。
これらの俗称が会計事務所だと考えて、概ね間違いはありません。
そもそも『会計士』という言葉の定義が曖昧で、税理士でも公認会計士でも総じて会計士と呼ばれることが多いようです。
カンタンにいえば、税理士は税務担当で確定申告などの代行を業務とし、公認会計士は監査業務が担当で企業が作成した財務諸表が適切であるかを第三者の立場で評価することを業務としています。
税理士と公認会計士の区別はさておき、一般的に会計事務所といえば、やはり日頃の経理をまとめてくれたり、確定申告などの税務を代行してくれる仕事というイメージが強いですよね。
確かに経理・税務は会計事務所の主な業務です。
しかし、会計事務所のホームページを見てみると、会計士は経理や税に関する様々な業務に精通していることが分かります。
記帳代行、節税対策などのほか、相続・贈与、事業継承など、特に専門性が高い業務を前面に押し出している会計事務所も多くあり、会計事務所にも得意分野によって多様性がみられます。
2 不動産問題の強い味方になってくれる会計士
会計事務所のホームページを見ると、業務紹介として「不動産コンサルティング」や「不動産の有効活用」を案内している事務所があります。
「経理や税の申告が主な仕事なのに、不動産は関係あるの?」と感じるかもしれませんが、意外にも会計士に相談することで問題解決に結びついたり、有益な結果をもたらしてくれることになります。
相続などの事情でただ漠然と不動産を所有しているだけの方にとって、不動産の有効活用は悩みのタネです。
もしかすると、その不動産を有効活用することができるということにさえ気がついていない方も多いかもしれません。
会計士に相談すれば「所有している不動産を有効活用する方法」について一緒に考えてくれます。
実地調査や周辺の環境などを勘案して、金融機関から融資を受けてアパートを建てて家賃収入を得るのが適切であるとか、売却して資金に変えるのが適切であるなどのアドバイスを受けることができます。
さらに、会計事務所は多くのクライアント企業とのつながりがあるので、独自のネットワークで不動産の買い手などを紹介してくれます。
ハウスメーカーは営業色が強くて苦手、でも不動産コンサルタント会社などでは敷居が高く感じるという方なら、会計事務所に相談するのがベストでしょう。
既にハウスメーカーなどの営業によって投資用のアパートやマンションなどの賃貸物件を建てている方にとっても、会計事務所に相談することで展望が広がることがあります。
投資用に賃貸物件を建てている方の目的は、家賃収入はもちろん節税対策であったりもします。
こと税金に関する法律は、特に法改正や特別措置などが多く取られる分野であり、ほんの数年前のプランニングでさえ古いものになりがちです。
不動産は長中期的にプランニングすることが重要であり、状況に応じて計画途中のプラン変更も必要になってきます。
ハウスメーカーの担当者も税の法改正などには敏感ですが、やはり専門家の視点から受けるアドバイスは何よりも強みがありますよね。
「ハウスメーカーの担当者がいう通りに運用しているけど、本当に大丈夫なのだろうか?より良い運用方法があるのではないのか?」と疑問を感じている方は、ぜひ会計事務所に相談することをオススメします。
3 まとめ
今回は、不動産問題を解決に導く強い味方となる会計事務所について紹介していきました。
特に相続などの理由で漠然と不動産を所有している方、既に投資用賃貸物件を運用しているがプランニングに不安を感じている方にとっては、会計事務所のアドバイスは新たな展望を生むチャンスとなります。
お心当たりの方は、ぜひ会計事務所を訪ねてみることをオススメします。