確定申告の勘定科目の処理方法!雑費の扱い方も
導入
年末年始は、確定申告の季節になります。
確定申告は専門的な知識が多く、初めてする方には分からないことが多いのではないでしょうか。
特に、費用の勘定科目の振り分けに苦戦している方も多いと思います。
そこで、今回は確定申告の勘定科目についてご紹介していきます!
あなたの決算書の目的は?
それでは、さっそく確定申告の勘定科目についてご紹介します。
まずは、勘定科目を決める際に重要なことは、「自分の決算書は何のためにあるのか」です。
例えば「税金を計算するため」にあるのか。
「費用を細分化して、原価を管理して経営に役立てたい」ためにあるのか。
「取引先に対して見た目をよくしたい」ためにあるのか。
これによって、勘定科目の分類方法が全く変わってきます。
分類方法が変われば、手間も変わってきます。
ですから、まずは自分の決算書の目的を明確にしてみて下さい!
税務調査でみられるところ!
続いて、税務調査でポイントになるところについてご紹介します。
まずは「交際費」です。
交際費が、きちんと交際費として処理されているかどうかが確認されるポイントになりますので、きちんと分けておきましょう。
続いて見られるのが、事業用と個人用の区分がきちんとできているかどうかです。
これは、家庭で使用するものを経費に入れてしまったり、家庭と事業で両方使うものを按分していなかったりした場合は、指摘を受ける可能性があります。
その他、経済的な利益かどうかも判断のポイントです。
経費として出ているものの中で、実は性質的に「給与」としての性質のものがあるかどうかです。
雑費はどうしたらいい?
最後に、雑費の処理についてご紹介します!
これは「雑費なのか消耗品なのか」と判断に迷ったことがある方は多いのではないでしょうか?
この判断は先ほどの目的によります。
つまり、きちんと原価を管理しておきたいのであれば、科目ごとにきちんと分けた方が良いでしょう。
税金の計算のためにしているのであれば、「雑費」で処理しようと「消耗品」で処理しようと全く問題ありません。
ただし、去年とあまりにも科目が異なっている場合は、税務署の方も首をかしげるでしょう。
それ以外に関しては、どの科目で処理をしようと基本的に経営者の判断に任されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、個人事業主の方を対象に確定申告の勘定科目についてご紹介しました。
今回の内容は、少し非常識な発想に見えるかもしれませんが、目的を考えて、法律上間違っていなければ、勘定科目はわりと自由です。
心配な方は、気軽にご相談下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。