不動産売却の基本!任意売却を知っとくとメリットが沢山
任意売却とは、債権者の合意を得る事により不動産売買価格がローン残高を下回っても売却できる、とても合理的な不動産取引の事です。
任意売却した場合のメリットについて、競売の場合と比較しながら、確認してみましょう。
債権者と債務者のメリット
任意売却では、より実際の売買価格での取引が可能です。
競売の場合は、実際の売買価格の4割前後となってしまいます。
そのため、債務者はより多く返済することができ、任意売却後の残債を少なくすることができます。
ただし、債務者の毎月の支払は少なくなるように交渉は可能です。
よって、債権者は多くのお金を回収することになり、債務者も返済がしやすくなります。
また、任意売却では、競売より早い期間で物件を売却できます。
したがって、債権者は早くお金を回収でき、時間のロスが発生しません。
そして、残債の返済については、債権者は債務者の生活を考慮してもらえます。
債務者の無理のない範囲で配慮してもらえるので、債務者の返済が滞りなく行えるというメリットがあります。
さらに、任意売却に要する費用はほぼ発生しないと考えてよいでしょう。
任意売却に要する費用とは、具体的には、売却時の仲介手数料、抵当権抹消のための登記料、引っ越し費用などの費用です。
これらの費用は売却代金の中より債権者との話し合いで決定できるので、負担せずに済む可能性があります。
債権者との交渉は任意売却を依頼した業者が行ってくれるのも債務者のメリットであるといえます。
任意売却後のメリット
任意売却では、通常の不動産売却と同様、周りに神経を使う必要がないです。
競売の場合は、周りに状況がばれる可能性が高いです。
また、売却した後も競売と異なり、買主にとっても、部屋の中を十分確認して契約することができます。
そして、身内に、資金的に支援できるような人がいれば、債権者との話し合いで、住み続けることが出来るような交渉も可能です。
まとめ
任意売却は競売の場合と比較して、より有利な条件で物件を売却することができます。
また、残債の返済も行いやすいといえます。
そして、任意売却後の処理もスムーズの行う事が可能であり、周りに対しての配慮も少なくて済みます。