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2019.11.15

確定申告でレシートはどうする

確定申告でレシートはどうする

確定申告時の領収書の扱いと管理方法について、確認してみましょう。

領収書の要件

領収書の要件は具体的には、以下のようになります。

・請求書や領収書など、書類を総括する名称があること。

・確定申告の期間内であること。

・受け取り金額が記載されている。

・使用目的が控除や経費の目的に適っていること。

・金銭の引き渡しを受けた者が発行していること。

 

領収書の有効性

領収書をコピーしたものを確定申告時に提出することは認められていません。

領収書は、必ず原本を提出しなければなりません。

なぜなら、重複の申告を防止するためです。 もし、コピーした領収書を有効としてしまうと、不正に何度も申告することができてしまいます。 また、領収書が破れたり、汚してしまった場合でも、判読可能であれば有効となります。

領収書の保存

領収書の保管義務は、下記の通りとなっています。

1.青色申告の場合

帳簿と決算書類関係   7年

現金預金取引関係書類  7年

その他の書類      5年

2.白色申告の場合

収入金額や必要経費を記入した帳簿     7年

業務に関する帳簿で法定帳簿以外の帳簿   5年

これらの保存期間は遵守する必要があるため、保存スペースも確保しておくべきでしょう。

領収書の管理方法

領収書は支払方法によって、分類して保存したほうがよいでしょう。

具体的には、現金支払、預金通帳からの振込みや引き落とし、カードによる支払です。

全てのものは日付順に並べて、保管をしていきます。 また、事業用と私用の領収書が混同しないようにしておくことも大切なことです。 用途別に領収書を保管しておけば、会計ソフトへの入力作業を行う際もスムーズにいきます。

まとめ

領収書の分類や整理は面倒なものです。

ただし、領収書は支払いを証明する書類であり、保存する必要があります。

税務調査などの時に提出を求められるからです。 また、経費を精算する際の唯一の拠り所となるからです。 普段から、領収書の分類や整理は地道に行い、確定申告に備えましょう。

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