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2019.09.12

不動産投資のリスクを理解しよう!

不動産投資のリスクを理解しよう!

不動産投資も投資の1つですから、様々なリスクがあります。 不動産投資を行う場合に、それらの投資リスクを理解しておくことが重要なことは言うまでもありません。 そこで、以下では、不動産投資リスクについて解説します。

不動産リスクとは

投資リスクの一番大きなものは、空室リスクです。

これは、投資計画において予想利回りを計算する際に用いた投資物件の利用状況と、実際の物件の利用状況が異なることで、予想利回りよりも実際の利回りが低くなることにより、投資が赤字になりリスクのことです。

例えば、10室のアパートを投資物件とする不動産投資を計画する際、10室すべてが賃貸できると仮定して利回りの予想を立てたけれども、実際には半分の5室が空室で、実質収入が予想収入が大幅に下回り、投資が赤字になったというようなケースがこのリスクに該当します。

また、家賃滞納リスクもあります。 賃借人の中に家賃の滞納者がいると、予想した家賃収入を上げることができません。
賃貸物件は満室だけれども、家賃滞納者が半分以上だというような場合には、家賃収入は大幅に減ります。

不動産投資にはこのようなリスクもあります。

不動産リスクに対する対策について

不動産投資の際に空室リスクは、大きな障害になります。
しかし、指定の工事会社に投資物件の工事を依頼することにより、その投資物件の賃貸をはじめて空室が生じた場合には、その空室による家賃収入の減少分を保証会社が補てんするという制度もあります。
そして、この制度のことを空室保証といいます。

空室保障を受けるためには、賃貸物件の新築により投資を行うことや、その工事を指定の工事会社に依頼すること等の要件が必要になりますが、空室リスクは回避することができますので、このリスクをどうしても避けたい場合には有用な制度です。

また、不動産投資に似た投資としてREIT(リート)があります。
REITとは、不動産投資を行う投資ファンドに対して投資を行うことを言います。
自ら不動産投資を行なえば様々なリスクを負いますが、REITを行なえば、それらのリスクは投資ファンドが負いますから、投資家は空室リスクや滞納リスクを回避できます。

不動産投資はミドルリスク、ミドルリターンの投資である

不動産投資は、ミドルリスク、ミドルリターンの投資と言われています。
投資には、危険(リスク)と報酬(リターン)の2つの要素がありますが、ミドルリスク・ミドルリターンとは、ほどほどに危険で、ほどほどの報酬がある投資であることを意味します。

なお、この他にもローリスク・ローリターン及びハイリスク・ハイリターンの投資があります。
ローリスク・ローリターンの投資とは、安全である代わりに報酬も少ない投資のことを言い、定期預金などがその代表格です。

一方、ハイリスク・ハイリターンの投資とは、危険度は高いがうまくいった場合には大きな報酬を得ることができる投資のことをいいます。
例えば、ベンチャー企業の株式に対する投資などがこれに該当します。

不動産投資と住宅ローン

不動産投資を行う際に必要な資金は自己資金を利用する場合もありますが、銀行等金融機関からの借金により賄う場合もあります。
その際、比較的利子の低い住宅ローンを利用できればよいのですが、残念ながら、その利用は不可能です。

住宅ローンは、「本人及びその家族」又は「本人の家族」が居住用の用に供する住宅やその敷地を購入する目的の資金に限り利用できます。
もともとサラリーマンの住宅取得に便宜を図るための制度ですので、不動産投資の資金を賄うためには利用することはできません。

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