確定申告で困らないために! 領収書をしっかり管理しよう。
経費の計上は原則としてレシートが必要!
個人事業主の方に質問です。
「仕事にかかった経費の領収書。管理できてますか?」
経費の計上には、原則として証憑(しょうひょう)が必要です。確定申告をしたときに、証憑がないと、経費の裏づけとなる証拠がないということになります。そして、後々、税務調査で指摘されることがあります。その証憑として使うことができるのが領収書なのです。ですので、領収書をもらったらとりあえず取っておく習慣をつけましょう。
あなたが個人事業主として青色申告をしてようが、白色申告をしてようが、証憑がなければ、申告をしたところで後々困るだけです。「むやみやたらに領収書は捨てない!」これを習慣にしてください。
もし、「あっ、領収書捨てちゃった・・・」とか、「そもそもここで領収書もらえなかった」という場合にも方法はあります。文房具店などで売っている「出金伝票」を用意してください。そこに「かかった金額」「何に使ったか」「日付」を記入して保存しましょう。何もないよりはずっといいです。
今では、経費を管理出来るアプリがあるので、それで管理するのがオススメです!
青色申告と白色申告の違いって何だ?
青色申告、白色申告という言葉が出てきたところで、両者の違いを説明しておきたいと思います。
そもそも、この名前の由来は「申告に使う紙の色」から来ています。「青の紙を使うから青色申告」、「白の紙を使うから白色申告」というわけですね。では、税法上、どんな違いがあるのでしょうか?比較できる形でまとめてみました。
1)記帳は必要か?
・青色申告:必要(複式簿記が必須)
・白色申告:必要(単式簿記でもOK)
2)税務署への事前届出は必要か?
・青色申告:必要
・白色申告:不要
3)所得から控除できる金額はいくら?
・青色申告:最大65万円(条件によっては10万円のこともあり)
・白色申告:なし
4)確定申告の際にどんな書類を作成しないといけないか?
・青色申告:所得税青色申告決算書、確定申告書B
・白色申告:収支内訳書、確定申告書B
こうやって見ると、かなり違いがあるのがわかるでしょうか?実際に青色申告を行おうとすると、さまざまな条件をクリアしなくてはいけないので、一概に青色申告がいいとは言い切れません。しかし、ビジネスが軌道に乗って、ある程度の取引額を上げられるようになったら、ぜひ検討していただきたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どんな形であれ、経費を管理することはとても大切なので、確定申告時に困らないようにしておきましょう!
青色申告か白色申告かは、上の比較を見て自分に合った申告方法を選んでください。